1. 使用中に注意すること
各部の点検時の注意事項
- 点検・調整・作業中断時は、エンジンを停止して下さい。
- 刈刃は正しく取り付け、締め付けられているか確認して下さい。
- 刈刃のひび割れや欠け等を点検し、異常がある場合には新品と交換して下さい。
- 飛散防護カバーは、必ず所定の位置にしっかり組み付けて下さい。
図の部分で草を刈ったり、硬いものに接触すると機体が右側に大きくはねるキックバック現象が発生することがあり、思わぬ事故につながることがあります。
草やひも等の刈刃への巻き付き、詰まりで止まった時は、必ずエンジンを停止させ、刈刃が止まったのを確認してから取り除いて下さい。
刈刃を膝より高く持ち上げて使用すると飛散物が顔面に飛んでくることがあります。必ず膝より低くして使用して下さい。
小石などが飛び散る場合がありますので、人や車など周りに気をつけて下さい。
傾斜地等で草刈り作業を行う場合、刈払機を身体の前方で保持するのは大変危険です。刈払機を体の前方で保持すると、気が付かないうちに非常に高温となったエンジンの排気ガスが体に当たり、衣服を焦がしたり場合によっては火傷に至る恐れがあります。また、排気ガスを吸い込んでしまうことがあります。
ご使用前に、製品に付属の取扱説明書をよく読んで充分に理解してから運転操作をしてください。
病気・過労・体調の悪い時や妊娠中の場合、また、お酒や身体に影響を及ぼす薬を飲んだ時には作業を行わないでください。
刈払機のエンジンは、運転中や停止直後、非常に高温になり、近くに刈草や枯れ草等の可燃物があると火災の恐れがあります。
燃料補給の際は、周囲に火気のない事を充分に確認のうえ、必ずエンジンを停止し、エンジンが充分冷えてから行って下さい。
刈払機から燃料が漏れていないかを始業前点検にて確認をして下さい。
作業中に燃料が漏れている場合は、火災に至る恐れがあり大変危険です。その場合は、直ちにエンジンを停止し、キャップを増し締めして下さい。燃料漏れが止まらない場合は、購入店へ修理を依頼しましょう。
作業の合間に刈払機を置くときは、エンジンを停止し、可燃物のない場所に置いてください。
マフラーから出てくる排気ガスは非常に高温です。
排気ガスが放出される方向に塞ぐものが無いこと、また可燃性のものが無いことを確認ください。
エンジンをかけたまま刈払機の先端を持ち上げ、詰まった草を取り除いていた。マフラーからの排気ガスにより刈草や枯れ草等が発火。
刈払機の混合燃料が入った缶を日なたに置いて作業していた。燃料が缶の中で揮発。ガス抜きをせずに給油しようとした時、気化した燃料がエンジン停止直後の高温の刈払機に触れて発火。
刈払機の熱により草木に引火したことが原因で、大規模な山火事が発生。